ホクロ スキンタグ|しみ しわ ほくろの悩み|教えて看護婦さん美容医療の教科書

ホクロ スキンタグ

ホクロは、平面のものと隆起したもので処置の方法が異なる場合があります。悪性の疑いがある場合は余裕をもって切除し、同時に病理検査に提出する事が必須ですが、良性の場合は傷を最低限にするために美容的な観点から工夫をする事が多くあります。

平面のホクロの場合

平面のホクロの場合は、メスで切って縫い合わせると縫った跡の傷が残ります。これを防ぐためには深い部分の切開を防ぐしか方法が無く、実際にはホクロを真皮層から取り除くように掘り出すイメージを持っていただく方法や、実際に黒い組織を焼いてしまうレーザーを利用した方法など、数種類の選択肢があります。
ただし、いずれも消毒や軟膏を塗るなどの処置に要する時間がありますので、次の日から何も無かったの様に消えてしまうわけではありません。
ただ、縫わない方法は洗顔が可能になりますので、シャワーが気軽に利用できます。

隆起したホクロの場合

当院では、隆起していて変性の疑われるものは、実際に切除して縫う事をオススメしています。少しでも悪性を疑う場合は平面であっても隆起していても切除をして病理検査に出す事が一般的です。ただ、明らかに良性の場合であり隆起部分だけを綺麗にしたい場合は、麻酔下で平面になるようにカットしてしまう方法が人気です。

下に色素がある場合は、その上からレーザーを打ち、色素を飛ばしてしまいます。逆に、断面に色素が無い場合はそのまま上皮化を促す軟膏を塗ってもらいます。

スキンタグ

スキンタグは「飛び出しジワ」と説明しています。真皮層の弾力性が落ちれば凹むシワになりますが、逆に内容物が飛び出してきたのを想像してもらいます。実際には麻酔下でカットしてしまいます。平面でカットして断面は高周波メスで軽くタッチする程度に焼くことで、出血を止めます。

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