ムダ毛の脱毛|脱毛 その他|教えて看護婦さん美容医療の教科書

ムダ毛の脱毛

レーザー脱毛は、メラニンに吸収される波長のレーザーで毛根を破壊し、発毛を不可能にするものとされます。特定の色を持つ部位に吸収されて熱エネルギーを発生する性質がある光を当てることによって、脱毛をしていきます。

脱毛用レーザーついて

脱毛に使われるレーザーは主にメラニンという黒い色素に反応しやすい波長をもっているため、皮膚を素通りして毛に吸収されます。そしてそこから発生する熱によって毛母や毛根鞘などの周辺組織が破壊され、ほぼ永久的な脱毛効果が得られます。

ヘアサイクルついて

ヘアサイクルについて 毛にはヘアサイクルと呼ばれる発毛の様々な段階があります。
このため、一度のレーザーでは全ての毛根にダメージを与えることは出来ません。白髪や銀色の毛など色素の希薄なものは、熱を吸収するメラニンが少ないので脱毛が難しい場合があります。

出力が弱い装置(家庭用やエステの脱毛機)でも、毛そのものにエネルギーを与えて破壊することにより、一時的な脱毛効果を得ることは可能です。しかし毛を作り出す周辺組織に十分なダメージを与えることは出来ず、結果として何回も処置を繰り返す必要があります。

ただしこの場合も減毛によるお手入れの軽減、毛が細くなって目立たなくなるなどの効果が期待でき、費用が安く安全性も高いことにメリットを感じる方も多いと思いますが、出力制限してしまうリミッター付きの機器を使用した方法では永久的な脱毛効果を得ることはやや難しいとされています。

レーザー脱毛の特徴

レーザー脱毛には、成長期の毛だけに反応するという特徴があります。
毛には成長期→退行期→休止期というサイクルがあり、退行期や休止期の毛は毛母と密着していないため、この部分に熱エネルギーを伝えられません。
毛髪サイクルにあわせた施術の3回目くらいからはっきりした効果を実感できるようになり、5回~7回程度で脱毛が完了する部位が多いです。

レーザー脱毛の注意点

顔の産毛、手の甲のうぶ毛、レーザーがあてられる場所であれば、身体のどこでも脱毛が可能です。ただし、メラニンに反応する光ですから、日焼けをしていたり、アトピー性皮膚炎などの色素沈着があるとレーザー脱毛が出来ない場合もあります。

まずは診察にて、可能であるかを診断してもらう事が必要です。

 
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