シワ|しみ しわ ほくろの悩み|教えて看護婦さん美容医療の教科書

しわ

シワは、真皮層の線維芽細胞活性が下がる事により、コラーゲンやエラスチンなど組織の弾力性を維持している成分の断裂等が原因になるとされています。

シワの予防

シワの予防には、表層の平滑化(トレチノインなどによる線維芽細胞の活性化)。クセジワの原因である筋肉の停止(ボトックスによる表情筋の緊張緩和)。フィラー(ヒアルロン酸など)の注入で、凹みをふくらませる事での改善。
これらの方法があります。どれも一長一短がありますが、効果的であることには変わりありません。それぞれの特徴を説明しましょう。

■線維芽細胞の活性化:

これを得るためには、トレチノインAPPS熱作用 血流などの要因があります。
トレチノインはビタミンAにより肌の活性を上昇させる作用、APPSは真皮層でのコラーゲン生成の増強作用、熱作用はフォトサーマル効果で有名なのはフォトの後のプリプリ感でしょうか。
熱による蛋白変性を起さない60℃以下まで真皮層に加熱を行うことで、やはり線維芽細胞の活性化が得られるとされています。

■クセジワ:

クセジワには、ボトックスが有効です。
主に額のシワや目尻、眉間のシワに有効で、それ以外のシワは筋肉の緊張を和らげて改善しない類のシワも存在しますので、ヒアルロン酸の注入が必要な場合があります。

■ヒアルロン酸:

ヒアルロン酸は、ホウレイセン、眉間、眼の下のクマ、頬の低下、など、重力によって下に落ちた部分を持ち上げるイメージを描いていただいて良いと思います。
部位によっては、それぞれの特徴を生かして使い分けが必要になります。
眉間はボトックスとヒアルロン酸注射を併用する事で両方を少量で済ますなど、希望に応じて工夫する場合もあります。

いずれの方法も万能では無いので、最終的に手術が必要ですという場合もあります。まずは主治医に相談してみるのが一番の近道になると考えます。

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